当院の糖尿病治療についてdiabetes medicine
当院では健診などで糖尿病を指摘された場合など糖尿病の初期治療は、お薬での治療を始める前に、まず生活習慣の見直しを行います。食事療法を開始し、運動療法と組み合わせながら血糖値の改善をはかります。
糖尿病治療の種類
食事療法
糖尿病の最も効果的で重要な治療方法です。適切な分量の食事で、必要とする栄養を摂取できるようにコントロールします。
医師の指導の下、バランスの良い食生活を送りましょう。
運動療法
食事療法と同様、糖尿病の基本となる治療方法です。運動によってブドウ糖や脂肪酸の体内での利用を促進させ、血糖値の低下をはかります。但し、合併症の状態によっては運動が制限されることもあります。
薬物療法
糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬と注射薬があります。
特にインスリン注射は、不足している、もしくはうまく作用していないインスリンを補い、自分の膵臓を休める役割もあります。実は、最も体に優しい治療法です。当院では医師による外来でのインスリン導入の指導もしております。
治療のための3つのコツ
我が国の成人の1000万人以上が糖尿病に罹患しており、実に5人に1人以上が患者か、もしくは予備軍と言われています。
ここまで広く浸透してしまっている病気だからこそ、よくするための心構えや考えが重要です。
当院で治療を行うにあたり、糖尿病とうまく付き合っていく3つのコツを紹介します。
継続する
糖尿病は、「治す」よりも「コントロールする」病気です。
がんばりすぎず、あきらめず、長くお付き合いしていくことが最も大切です。上手に付き合えば、重い合併症を防ぐことができます。特に食事療法、運動療法は、急激にがんばりすぎると続かないことがあります。できることから少しずつ継続していきましょう。
セルフモニタリングする
糖尿病は、よほどひどくないと症状がありません。自覚症状があてにならない病気ですので、定期的に血糖値、体重や血圧などを測定して、記録しておきます。これらの値が望ましいコントロールの範囲だと、治療を継続するための励みになります。運動の継続のために、万歩計やカロリーカウンターを活用したりするのも良いでしょう。
サポーターを作る
糖尿病の治療は、生活習慣の改善が必要であり、そして長く続けることが大切です。食事をはじめ、生活にかかわるご家族、友人、職場の方で、糖尿病を理解し、あなたを支えてくれるサポーターをみつけましょう。
主治医や看護師、栄養士など医療機関のスタッフもあなたのサポーターです。
糖尿病の方を中心にしたチームを作ることが成功の秘訣です。